Exchange Onlineの予定表にグループを割り当てる

Exchange Onlineの予定表はユーザーだけではなく、グループにも権限を付与することが出来ます。

例えば下記のような構成にする時、「管理職ユーザー」の予定表に全ての「管理職ユーザー」の権限を付与するのは大変なので、「管理職ユーザー」用のグループを割り当てる方が簡単です。

既定管理職ユーザー
一般ユーザーLimitedDetails
管理職ユーザーAvailabilityOnlyLimitedDetails


なお、予定表の権限付与に利用できるグループは「メールが有効なセキュリティグループ」のみです。

また、設定用のPowerShellコマンドは本記事でも紹介していますが、コマンドの詳細は下記をご参照ください。

PowerShellでExchange Onlineの予定表権限を設定する

1.メールが有効なセキュリティグループの作成

1.Exchange 管理センターを開き、「受信者」-「グループ」-「グループの追加」をクリックします。



2.「メールが有効なセキュリティグループ」を選択し、「次へ」をクリックします。



3.任意の名前を設定し、「次へ」をクリックします。



4.任意の所有者とメンバーを設定し、「次へ」をクリックします。



5.下記の通り設定し、「次へ」をクリックし、グループを作成します。

  • グループのメールアドレス:任意の値
  • 組織外のユーザーがこのメールが有効なセキュリティグループにメールを送信することを許可する:任意の値
  • グループに参加するには所有者の承認が必要です:■ ※権限設定に利用するため有効がおすすめ



2.Exchange Onlineへ接続

Exchange Onlineへ下記のコマンドで接続します。

Connect-ExchangeOnline


3.予定表権限の追加

下記のコマンドで予定表権限を追加します。

Add-MailboxFolderPermission -Identity "<UPN>:\予定表" -User "<グループのUPN>" -AccessRights <権限>
Add-MailboxFolderPermission -Identity "<Identity>:\Calendar" -User "<グループの表示名>" -AccessRights <権限>

※ユーザーによってフォルダ名が日本語と英語の場合があります。
※また、<UPN>は「表示名」や「Identity」などでも代用出来ます。


<権限>の種類は主に下記があります。

権限PowerShellの表記Outlookの表記
弱いNoneなし
AvailabilityOnly自分の空き時間情報の表示が可能
LimitedDetailsタイトルと場所の表示が可能
Reviewerすべての詳細を表示可能
強いEditor編集が可能


4.予定表権限の確認

下記のコマンドで権限が設定されたことを確認します。

Get-MailboxFolderPermission -Identity "<UPN>:\予定表"
Get-MailboxFolderPermission -Identity "<Identity>:\Calendar"


5.Exchange Onlineから切断

Disconnect-ExchangeOnline -Confirm:$false

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